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zoom RSS 着付けの匙加減

<<   作成日時 : 2018/11/07 11:51  

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久しぶりに書き込みます。

着付けの匙加減。
文学座が発行している【文学座通信】(710号)に、劇団女優の赤司まり子さんがコラムを書いてました。
まだ研修科にいた頃、『女の一生』の公演に出演中の杉村春子さんの手伝いを頼まれたとのこと。

杉村春子さん! もちろん、文学座の中心的女優さんで、泣く子も黙るほどのうまさと圧倒的な存在感!
劇団員にはそれは厳しかった、と色んな方からうかがってます。
演技に対してはもちろんのこと、台詞の解釈や発声、着物の着付けや着物を着たときの所作も。
ご自身ももちろん勉強家でした。(と、とある本で読みました)

その劇団員にとっては怖い存在である杉村さんの手伝いにつく、ということは、
かなり覚悟のいることではありますが、同時にそばで多くを学ばせてもらえるということ。
で、『女の一生』です。
この芝居では主人公の布引けいが十代の頃から晩年に至るまでの生涯を描いています。
場面が変わるたびに年を取り、着るものも変わります。
全部で五幕。赤司さんのコラムによると、
各幕ごとに着物や帯はもちろんのこと、伊達締め、腰紐、胸紐も揃えられていて、
色合いも明るい色から落ち着いた地味な色に変わっていくとか。
紐や帯の位置は年齢ごとに低くなり、襟合わせは縦長に、着付け全体はゆったりとしてしていきます。
着物の着替えは衣裳さんが担当しますが、腰紐を締めるのは赤司さんの担当だったそうで、
高すぎる、低すぎる、きつい、ゆるい、と指示を受けて、だんだんコツがわかってきたそうです。

女優さんたちは色んな役を演じます。和物の場合は、着物の着付けがとても大事。
役柄に応じて、その時代、役の年齢、地位、立場などを考えながら、
衣紋の抜き方、帯揚げの出し方、気丈の長さ、帯枕の高さなど、工夫していくわけです。

翻って、自分の着付け。
ふだんは稽古着が中心なので、あまり着付けを深く考えてはいないのですが、
最近、襟合わせや帯の位置は、自然と変わってきたような気がします。
成熟?したわけではないけど、年なりに、落ち着いた着方になっているのかな。

年を取るのも悪くはない、と思いながら、
自分の着付けをちょっぴり見直してみようと思った次第です。






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